悩んでいた中小企業経営者の顔が変わった瞬間(連載「中小企業経営者の判断の瞬間」⑩)
- 新井 庸支

- 2月3日
- 読了時間: 4分
経営者の「孤独な迷い」は、希望の種である
連載10回目という節目に、あらためてお伝えしたいことがあります。
これまで「判断の瞬間」にまつわる葛藤や、時には「リブランディングを止める」という厳しい視点もお話ししてきました。
私が全国各地の経営者の皆さんと対峙していて感じるのは、
皆さんが抱える「これでいいのか」という迷いこそが、
実は会社をより良くするための
最も貴重な「希望の種」であるということです。
「あそこで言ってもらって、本当に良かったです」
先日、リブランディングと事業承継の壁に当たっていた
創業50年を超える老舗の店舗経営者の方から、
こんな言葉をいただきました。
「新井さんに『やり方はそうではない』と止められた時は驚きました。
でも、あの時に自社の資産を客観的に整理し、
進むべき道を再定義できたからこそ、今の結果がある。
今は社員の顔つきも、会社の数字も、本当に良くなりました」
この企業様が行ったのは、当初かんがえていた
ロゴやデザインの変更など
単なる見た目の変更ではありませんでした。
まずやったことは、
50年かけて積み上げてきた「信頼という資産」と、
今の時代に求められる「新たな価値」の折り合いを、
丁寧に整理し、今後どうあるべきかを判断し、
経営者が迷いをなくし、納得感を持つことでした。
結果として見た目の変更ではない
別の形を進める形を取られました。
確信を持った経営者の「一歩」は、何よりも強い
経営者が迷いを断ち切り、
「これで行く」と心から確信したとき。
そのエネルギーは組織全体に伝播します。
停滞していた新商品開発が、一気に動き出す。
離職が続いていた現場に、一体感が生まれる。
結果として、売上という数字が後からついてくる。
先述の企業もそうでした。
経営者に迷いがなくなった時、
社員より先に経営者の顔が明るくなりました。
そして自信と覚悟が表情に現れるようになりました。
(ご本人では気づかないものだと思いますが、
私や社員のみなさんはそれを感じられました)
経営者が変わったことで、
その企業の仕事のスピードは早くなり、
新規事業も立ち上がり、
売上カーブも改善しました。
この経営者は何か大きく変わったのではありません。
もともと持っている力が正しい形で発揮できるようになったのです。
こうしたケースに私は多々立ち会ってきました。
経営者は誰よりも会社を考えています。
そして力はあるのです。
ただそれがさまざまな要因で発揮できない状態にいる中小企業の経営者は
本当に多くいます。
私の役割は、こうした”もったいない”という経営者に
本来の力を発揮してもらうことです。
私がコンサルタントとして、
そして伴走者として最も喜びを感じる瞬間は、
経営者の皆さんが「判断の瞬間」を乗り越え、
晴れやかな表情で次の一歩を踏み出す姿を見ることです。
最後に:あなたの「判断」に、伴走させてください
この連載を通じてお伝えしてきたことは、
経営は決して一人で背負うものではない、ということです。
事業承継、リブランディング、新規事業だけでなく
日々経営をしていて感じる迷い、悩み。
決断を前に、もし少しでも「揺らぎ」があるのなら。
その揺らぎをなくし、経営者が確信を持って
状況を判断できる状態へと変わるお手伝いをさせていただきます。
▶︎ 初回の整理セッション
経営・マーケティング判断のための「整理と設計」(オンライン/60分)
※このセッションは、答えを出す場ではありません。
判断を、もう一度整理し直すための時間です。
※売り込みはいっさいありません。
※この記事は、中小企業の経営判断を支援する
株式会社ホワイトナイト 代表・新井 庸支が、
実際の相談現場で感じた「判断の瞬間」をもとに執筆しています。

新井 庸支
株式会社ホワイトナイト 代表取締役
中小企業の経営判断を支援するコンサルタント。
戦略立案や施策提案そのものよりも、
経営者の判断が止まっている論点を整理し、
「何を決める話なのか」を
明確にする支援を行っている。
これまで、
地域企業・中小企業を中心に
経営・マーケティング・新規事業・組織づくりなど、
多様な相談に伴走。
答えを押し付けるのではなく、
経営者自身が納得して
決断できる状態をつくることを重視し、
「迷いを構造に変える」関わり方を続けている。
現在は、
判断が止まっている状態を言葉にするための、
経営・マーケティング判断のための「整理と設計」(オンライン/60分)
を中心に関わっている。
▶︎ プロフィール詳細https://www.whiteknight-jp.com/ceoprofile


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