中小企業・スタートアップ経営者が陥る「成長の罠」
- 新井 庸支
- 6月4日
- 読了時間: 3分

成長への想いが生む落とし穴
経営者にとって会社を成長させることは最大の役割の一つです。中小企業にとっては現状維持でも地域の雇用確保など大きな意義はありますが、会社を成長させることで社員の給料が上がり、社会により良い効果をもたらし、株主への還元も大きくなるのも事実です。
しかし、この成長への強い想いが、時として経営者を危険な罠に陥れることがあります。
短期的な成果への過度な執着
多くの経営者が陥りがちな落とし穴の一つが、短期的に売上を上げようとしすぎること、そして認知度を高めようと焦ることです。適切な形で行われれば問題ありませんし、成長のために多少の背伸びをするのも当然でしょう。
問題は、これが「浮ついた形」で進められてしまうことです。会社や自分自身を実力以上に「盛ってしまう」感覚に近いかもしれません。
「裸の王様」への道筋
こうした状況に陥ると、経営者は次第に人の話を聞けなくなってしまいます。批判的な意見や現実的なアドバイスに耳を傾けることができず、周囲の人々も率直な意見を言いにくくなります。結果として、アドバイスをしてくれる人も少なくなっていきます。
これは非常に危険な状況です。経営者自身が気づかない間に、会社の基盤が弱くなっていくケースが少なくありません。優秀な経営者でも陥りがちな罠の一つと言えるでしょう。
客観的な視点の重要性
当社では顧問サービスという経営者向けのサービスを展開していますが、特に評価されているのが「まったく利害関係のない立場の人間が、客観的にアドバイスをする」という点です。
社内の人間や取引先では言いにくいことも、第三者の立場だからこそ率直に伝えることができます。これにより、経営者が「裸の王様」になることを防ぐことができるのです。
順調な時こそ必要なアドバイス
このようなサービスは、会社が困難に直面している時だけでなく、順調な時にも大きな価値を発揮します。売上や利益向上のための戦略立案、新たな成長機会の発見など、様々な場面で活用できます。
経営者として成長を続けるためには、常に客観的な視点を保ち、謙虚に学び続ける姿勢が欠かせません。もし「最近、周囲の意見を聞く機会が減ったな」と感じることがあれば、それは危険信号かもしれません。
当社のサービスになりますが、経営者にかなり好評なのでご紹介させてください。
「顧問」サービスです。気になる方は無料相談をご活用ください。
経営者としての成長と会社の持続的な発展のために、第三者の客観的な視点を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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