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新規事業の成功への第一歩:最初の「1」をどれだけ早く作れるか

中小企業特化の経営・マーケティングコンサルタントの新井です。


全国の中小企業の経営者から、毎月のように新規事業に関するご相談をいただきます。


新しい商品を作りたい。

新しいサービスを始めたい。

既存事業とは別の収益の柱を作りたい。

次の成長につながる事業を立ち上げたい。

こうした相談です。


新規事業を考える時、当然ながら戦略は重要です。

計画も必要です。

市場を見ることも大事です。

競合を調べることも必要です。

誰に向けた事業なのか。

どのような価値を提供するのか。

収益化の可能性はあるのか。

既存事業との関係はどうか。

自社の強みを活かせるものは。


こうした整理をしないまま走ると、思いつきで終わってしまいます。


ただ一方で、新規事業にはもう一つ大事なことがあります。


それは、

最初の「1」をできるだけ早く作ること

です。



0→1で大事なのは、完璧な計画より最初の「1」


新規事業では、よく「0→1」という言葉が使われます。


0から1を作る。

何もない状態から、最初の形を作る。

このフェーズです。


ただ、実際には、この「1」を生むのに長い時間がかかってしまう企業も少なくありません。


計画を作る。

資料を作る。

会議をする。

市場調査をする。

社内で検討する。

意見を集める。

リスクを洗い出す。


もちろん、どれも必要です。


ただ、それだけで時間が過ぎてしまう。


すると、いつまで経っても事業が動き出さない。


新規事業は、頭の中や資料の中にあるだけでは前に進みません。

小さくても良いので、最初の「1」を作ること。

ここが非常に重要です。




最初の「1」が遅れると、社内の推進力が弱くなる


新規事業で最初の「1」が遅れると、何が起きるのか。


一つは、社内の熱量が下がります。

最初は期待されていた事業でも、いつまでも形が見えないと、

「本当にやるのか」「まだ検討しているのか」「これは進んでいるのか」

という空気になっていきます。


経営者や担当者が本気でも、周囲から見ると進んでいないように見える。

そしていつのまにか担当者もよくわからなくなって、熱量が下がる。

これが新規事業では危険です。


新規事業は、最初から確実に成功が見えるものではありません。

だからこそ、社内に対しても、

常に前に進んでいる状態を作ること

が大事になります。


最初の商談。

最初のテスト販売。

最初の問い合わせ。

最初の試作品。

最初の導入候補。

最初の協力者。

最初の顧客候補からの反応。

こうした小さな「1」ができることで、事業は動き始めます。


逆に、最初の「1」がいつまでも見えないと、社内の推進力は落ちていきます。



「1」は大きな成果でなくてもいい


ここで大事なのは、最初から大きな成果を求めすぎないことです。

0→1の「1」は、いきなり大きな売上である必要はありません。


もちろん、売上が立てば理想です。


ただ、最初の段階では、


・顧客候補に話を聞けた

・テスト販売ができた

・試作品に反応があった

・問い合わせが1件来た

・協力企業が見つかった

・営業先で興味を持ってもらえた

・有料で試してくれる相手が出た


これも大事な「1」です。


新規事業では、最初から完成形を作ろうとすると時間がかかります。


しかし、最初の小さな反応を作ることで、

何が刺さるのか。

何が伝わらないのか。

誰が興味を持つのか。

価格に無理があるのか。

売り方を変えるべきなのか。

商品やサービスの見せ方を変えるべきなのか。

多くのことが見えてきます。

そして、思いもしなかったプラスがもたらされることもあります。


つまり、最初の「1」は判断材料はもちろん次の一歩も生む可能性があるのです。



やみくもに動けばいいわけではない


ここで誤解してはいけないのは、

とにかく動けばいい

という話ではないことです。


新規事業は、スピードが大事です。

ただし、思いつきで動くと失敗します。


大事なのは、

仮説を持って動くこと

です。


誰に向けたものなのか。

どんな課題を解決するのか。

なぜ今やるのか。

なぜ自社がやるのか。

最初に誰へ当てるのか。

どの反応を見れば前進と判断できるのか。


ここをある程度整理した上で、最初の「1」を作りにいく。

この順番が重要です。


計画だけで止まるのも良くありません。

一方で、仮説のない行動も危険です。


必要なのは、

仮説を持ち、早く小さく試すこと

です。

納得いくまで待っていると、なかなか前に進めなくなるので、

イメージとしたら60-70%の完成度くらいで試してみるくらいの気持ちで良いです。



新規事業は、社内だけで考えると、視点が内向きになることがある


新規事業では、社内を巻き込むことも大切です。


現場の知見。

営業の声。

技術や製造の視点。

既存顧客との関係。

自社の強み。


これらは非常に重要です。


ただ一方で、社内だけで考えていると、視点が内向きになりすぎることがあります。


業界の常識を知りすぎている。

既存顧客の声に引っ張られすぎる。

社内の都合を優先してしまう。

過去の成功体験から離れられない。

新しい市場の見方が弱くなる。

うちの会社のイメージと違う。


これは、誰が悪いという話ではありません。


同じ業界、同じ会社の中で長く仕事をしていれば、

良いも悪いも、見え方は固まっていきます。


だからこそ、私のようなコンサルタントのように、

新規事業では外部の視点があると、活性化したり、イノベーションを起こしやすくなるとも

言えるのです。


ただの知り合いの意見ではなく、単なる感想でもなく、経営やマーケティング、新規事業の立ち上げなどを経験したプロ。経営者や企業が壁打ちできる外部のプロの存在は想像以上に有用です。私が参加する場合も、HONDAの「ワイガヤ会議」のような形で行うことも多々あります。通常のコンサルティングのやり方とは異なりますが、ここではこの方法が望ましいので、喜んで参加しています。



0→1では、最初の1か月が重要になる


新規事業は、時間をかければ良いものではありません。

もちろん、業種や内容によって差はあります。


しかし、最初の1か月で何も動いていないと、その後も動きが鈍くなりやすい。

逆に、最初の1か月で小さな「1」を作れると、そこから推進力が生まれます。

業種によって1ヶ月できること、できないことは変わります。

ただ、まず最初の「1」を1ヶ月で作ってみることを意識して動いてみてください。



ホワイトナイトでは、0→1の壁打ち支援も行っています


ホワイトナイトでは、中小企業に特化して、経営・マーケティング・営業・PR・ブランディングの視点から、新規事業のご相談にも対応しています。


特に0→1の段階では、

・事業アイデアの整理

・ターゲットの見極め

・最初に試すべき顧客候補の整理

・売り方、見せ方の整理

・PRや認知獲得の切り口整理

・既存事業とのつながりの確認

・最初の「1」を何に設定するかの壁打ち

・落とし穴はないか


など幅広いご相談をいただきますし、企業側もやることは多くあります。


ここでスムースなスタートが切れるよう、

大きなプロジェクトとして始める前に外部を活用してください。


当社はスポット(単発)からの相談が可能です。


新規事業は、最初の「1」を作るまでが一つの勝負です。

そこが遅れると、社内の推進力も弱くなります。

一方で、最初の「1」が見えると、事業は動き始めます。


中小企業にとって新規事業は未来を作る重要なステップです。

まずは一歩踏み出していきましょう。

「0→1」

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新井 庸支(あらい やすし)

株式会社ホワイトナイト代表。

中小企業専門 経営・マーケティングコンサルタント


約400社の中小企業支援実績、契約企業の90%以上の業績を向上させたという実績を背景に、「中小企業の課題であれば、どんなことでも成果繋がる明確な答えを出す」という強い自信と信念とスキル・ノウハウを持つ。


「会社のことを常に考えている」中小企業経営者のあらゆる思いを理解しながら、熱量は高く、コンサルとしては冷静に、中小企業の成長を達成するプロとしてのスキル・ノウハウを丁寧に提供している。


経営戦略、マーケティング、DX、AI活用、広報戦略まで、中小企業のあらゆる課題を解決に導くプロフェッショナル。


民間コンサルや顧問だけでなく、公益財団法人東京都中小企業振興公社や独立行政法人中小企業基盤整備機構のアドバイザーもつとめている。また、事業承継アドバイザーやウェブコンサルタント系の資格など数多くの資格も保有している。


商工会議所、企業や大学などでのセミナー・講演も多数実施している。



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