顧問先の社長から携帯にかかってくる、用件のない電話の正体

顧問先から週末に突然かかってくる電話
携帯の画面に表示された顧問先の社長の名前を見て電話に出ると、特に具体的な用件もなく話が始まり、30分ほど取り留めのないやり取りが続いて「突然すみませんでした」と切れる。切迫した議題があったわけでも、明確な解決策を求めていたわけでもありません。
しかし、そのわずかな時間があるからこそ、翌朝またいつも通りに立ち上がることができる。そうした局面を、これまで数多く目にしてきました。
これは決断力や精神力の問題ではありません。経営という立場そのものが抱える、避けられない構造です。
ほとんどの経営者が抱えるもの
弱さを見せられない立場: どんなに信頼している幹部や家族であっても、口にした小さな弱音は社内を巡るうちに「会社が危ない」という大きな不安に姿を変えます。
孤立する決断: 一度広がった懸念は止められず、結果としてあらゆる判断をたった一人で背負い続けることになります。
社長という立場に就いた以上、誰にも弱音を吐けず孤立してしまうのは、ある意味で当然の帰結と言えます。
自分ではわからない状態
一人で抱え込んでしまうのが非常に危険な状態であることは言うまでもありません。しかし同時に、「社内に信頼できる人がいるから大丈夫だ」と思い込んでいる状況も、実は同じくらい危険だと感じています。
社内のメンバーが敵だと言いたいわけではありません。どんなに信頼し合っている素晴らしい仲間であっても、経営者には「立場上、絶対に社内には見せられない面」が存在します。どれほど誠実で優秀な相手であっても、同じ組織にいる限り、経営者としての迷いや無防備な思考をそのまま置くことは不可能です。社内で解決できていると思っている時ほど、知らず知らずのうちに判断に制限がかかり、歪みが生まれるリスクがあります。
あらかじめ確保しておくべき余白
必要なのは、社外に「利害関係の発生しない対話の枠」をあらかじめ作っておくことです。
条件: 取引先でも、社員でも、金融機関でもない、会社の利益に直接結びつかない存在。
時間の置き方: 事態が深刻化してから探すのではなく、用事がなくても定期的に話す時間をカレンダーに組み込んでおく。
切羽詰まった状況になってから探そうとしても、適切な相手や場は見つかりにくきものです。感情や思考をそのまま吐き出せる安全な場所があること。それ自体が、組織を維持するための確実な備えになります。
一人で抱え込み続ける前に、まずは利害のない外部との定期的な時間を持つことを検討してみてください。
まずは一度、現状をそのまま口に出す場所として
私自身、これまで500社近い経営者と向き合う中で、まさにこうした「整理と判断のための安全地帯」としての役割を担ってきました。
こちらのご相談をいただいているのは、主に年商2億〜30億円規模、従業員数15名〜200名程度の中小・中堅企業の経営者様です。事業承継された(もしくは事業承継の予定が想定される)2代目社長からのご相談も多くあります。実務の作業を引き受けるのではなく、経営者の思考の迷いや乱れを整理し、判断の軸を示すことに特化してサポートしています。
【具体的な相談・活用シーン】
幹部や家族や創業者(先代)にも相談できない、組織・人事にまつわる重たい決断
新規事業や大型投資など、攻めの施策に対する最終判断の検証
事業承継や将来の出口戦略を見据えた、事業の方向性の整理
課題が特定できていないものの、現状の違和感や不安をそのまま吐き出したい時
【サポートの形式】
月1〜2回の定期面談(オンライン・対面)を軸としながら、急な判断が必要な際や思考を吐き出したい時には、電話やチャットでいつでもタイムリーにご連絡いただける体制を整えています。
いきなり継続的な契約を結ぶ必要はありません。まずは「45分間の単発ご相談(思考の整理・壁打ち)」にて、ご自身の頭の中にあるものをそのまま口に出してみてください。
切羽詰まった状況になる前に、まずは一度お気軽にお問い合わせください。
※現在ご支援している企業様との対話の質を保つため、お受けできる単発相談の枠には限度がございます。あらかじめご了承ください。

新井 庸支(あらい やすし)
株式会社ホワイトナイト代表。
中小企業専門 経営・マーケティングコンサルタント
500社近い中小企業支援実績をもとに、経営戦略、マーケティング、DX、AI活用、広報戦略など、中小企業のさまざまな課題に対応。経営者の思いや現場の状況を踏まえながら、会社を前に進めるために必要な打ち手を見極め、実行につながる形で提案している。
「会社のことを常に考えている」中小企業経営者のあらゆる思いを理解しながら、熱量は高く、コンサルとしては冷静に、中小企業の成長を達成するプロとしてのスキル・ノウハウを丁寧に提供している。
経営戦略、マーケティング、DX、AI活用、広報戦略まで、中小企業のあらゆる課題を解決に導くプロフェッショナル。。
民間コンサルや顧問だけでなく、公益財団法人東京都中小企業振興公社や独立行政法人中小企業基盤整備機構のアドバイザーもつとめている。また、事業承継アドバイザーやウェブコンサルタント系の資格など数多くの資格も保有している。
商工会議所、企業や大学などでのセミナー・講演も多数実施している。



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