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中小企業が勝ち続けるための3箇条その1「どこにいるか」


中小企業が勝ち続けるための3箇条その1「どこにいるか」
波に乗ることの重要性

中小企業が勝ち続けるため、つまり事業成長し続けるために重要な3箇条をお伝えします。これは当社が関わってきた1000社以上の中小企業の状況から着想を得ているだけではありません。私自身の社会人経験、約20年会社を経営してきた経営者としての経験も踏まえた上でのブログになります。


第一回は「中小企業が勝ち続けるための3箇条その1「どこにいるか」です。


「企業成長の鍵は『どこにいるか』にある」


成功する企業と失敗する企業の違いは何でしょうか?多くの経営者が「何をするか」に注力しますが、実は「どこにいるか」の方がはるかに重要なのです。


私は長年ビジネスの現場で多くの企業の成長と衰退を見てきました。そこで気づいたのは、競合との差別化や独自技術の開発ももちろん大切ですが、それ以上に「上向きトレンドの業界にいるかどうか」が企業の命運を分けるということです。


2000年頃のITブーム、いわゆる「ビットバレー」の時代を覚えている人も中にいるかもしれません。私自身、当時は会社員でしたが、起業を考えており、仲間とともにビットバレーのイベントなどに参加していました。もっとも大きいヴェルファーレで開催されたイベントに足を運び、その熱気を肌で感じた一人です。ソフトバンクの孫さんがこのイベントのためにチャーター便で帰国して駆けつけるほどの力の入れようでした。ヴェルファーレのフロアにいた、当時は「普通の人たち」だった多くのIT起業家たちが、ITという上昇産業に身を置いたことで、個人としても企業としても大きく成長していくのを目のあたりにしました。


彼らは優秀だったと思いますが、その時点で一部の異才を除き、特別ずば抜けた才能の持ち主だったわけではありません。才能ではなく、正しい場所にいたことが成功への道を開いたのです。逆に、どんなに優れた製品やサービスを持っていても、縮小傾向にある業界では成長の限界があります。よくこうした業界に課題感を感じて事業を展開する人もいます。もちろん、そこで成功する人もいます。ただ経験値や確率論からは、成功するための方法としては前者のほうが圧倒的に有利です。


ビジネスの世界では「潮流に乗る」ことの重要性を見過ごしがちです。どんなに泳ぎが上手くても、波にさからって泳ぐより、波の流れに乗って泳ぐほうが早く目的地に着けるのです。


ビジネスを始める時や、新事業を立ち上げる時、現在の事業の方向性の見直しを考える時は、「何をするか」の前に「どこにいるべきなのか」を徹底的に考えてみてください。成長産業に身を置くことができれば、その波に乗って自然と企業も成長していくでしょう。


参考になれば幸いです。3部作のブログになります。次回もぜひご覧ください。

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中小企業が勝ち続けるための3箇条その1「どこにいるか」

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