リーダーの力──決断を正解にする人
- 新井 庸支
- 14 時間前
- 読了時間: 3分

高市早苗議員が自民党総裁となり、総理大臣に就任した。
政治的な評価は人によって分かれるだろうし、これからすべての政策がうまくいく保証などどこにもない。このブログで政治信条には触れない。それは人ぞれぞれだ。
いろいろな評価はあるだろうが、空気が少し変わったと感じる人は少なくないはずだ。この空気が変わったことこそがリーダーの力だ。
リーダーに必要なのは「決断」と「決断を正解に変える力」
どんなに準備を重ねても、すべてが計画通りにいくことはない。決断の瞬間に未来が決まるわけでもない。リーダーとは、決断した後に、その決断が成功だったと言われるように愚直に進めていく人のことだ。そして、それを一人で成し遂げることはできない。リーダーは仲間を巻き込み、信頼を積み重ね、やがて大きな流れをつくっていく。
経営も同じだ。経営者は日々、判断を迫られる。ときに失敗もする。批判もある。それでも前に進めるのは、「決めた以上は、成功させる」という覚悟があるからだ。優秀な経営者ほど、自らの中に撤退の基準を持っている。進む覚悟と、引く覚悟。どちらも決断であり、責任を伴う。
異なる話になるが、先日、年商1兆円規模の企業のトップとお会いした。その方の話から強く感じたのは、強いリーダー像が「孤高のカリスマ」である必要はないということだ。大切なのは、決断を下し、その決断を現実にしていく力。そこに迷いがあるかどうかではなく、「決めた後、どう進めていくか」にリーダーとしての真価がある。
そして、リーダーは孤独だ。どんな経営者でも孤独な一面を持つし、時には孤独になりたい時もある。一方で誰にも相談できない気持ちを整理・確認したいこともある。多くの経営者が「壁打ち」の場を必要としているのはそんな理由もあるだろう。
実際、当社の顧問サービスを利用する方の中には、事業の戦略相談をされる方もいれば、自分の考えに自信を持つための対話の場として活用する方もいる。20代の若手経営者もいれば、60代のベテランもいる。
相談内容は違っても、本質は共通している。本来力を持っているリーダーが次の一歩を踏み出すために気持ちや考えの整理が必要なのだ。私は、その壁打ち相手でしかないのだが、その壁打ちが重要だと言ってくれる経営者は本当に多い。
リーダーの素養
リーダーの力とは、空気を変える力であり、流れをつくる力だ。決断する勇気を持ち、責任を背負う覚悟を持ち、愚直に進め、仲間を巻き込んでいく。その積み重ねによって初めて、決断は「正解」に変わっていく。リーダーの覚悟があるところに、未来は動き出す。
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