
中小企業経営者のスキルアップ・勉強を続けるためのマインドセットとは?
こんにちは。マーケティング・経営コンサルタントの新井です。
私は中小企業に特化し、全国各地の中小企業の経営者様に、マーケティングの戦略から実行を中心に、経営やメンタル面まで、経営者の抱える課題全般の解決のサポートをさせていだいています。これまで200社以上のコンサルをさせていただいており、日々全国各地を訪問しております。
今回のテーマは「中小企業経営者のスキルアップ・勉強を続けるためのマインドセットとは?」です。
中小企業経営者にとっても重要な「勉強・スキルアップ」
中小企業の経営者は大企業の経営者と比べて時間が取れないという方も多いです。大企業のように業務分担をすることが難しく、経営者が経営も現場も、あらゆることを把握し、考え、実行していくケースが多くあります。経営、経理、人事、営業、開発、ロジスティクスあらゆるものに携わるので、一年中忙しい時期が終わることはありません。
ただ、こうした中でも会社を成長させていくためには、自らを高める努力をしていかなければなりません。現場のレベルも引き上げていくためにも、経営者自身がレベルアップしていかなければなりません。そのために「勉強・スキルアップ」が必要です。時間がない中でも、その時間を作っていくことが重要です。
「仕事>息抜き・趣味>勉強・スキルアップ」
中小企業の経営者も「勉強・スキルアップ」の大切さは理解されている方が多いと思います。しかしながら、時間の使い方のプライオリティの中で、優先順序が低いのではないでしょうか。
プライオリティは、こういう形が一般的ではないかと思います。
「仕事>息抜き・趣味>勉強・スキルアップ」
多くの経営者は仕事が最優先でしょう。特にオーナー社長の場合、社員のワークライフバランスは大事ですが、自分自身のワークライフバランスが重要だという人は少ないと思います。毎日仕事のことを考えない日がないでしょう。
仕事で忙しい時間の合間に「息抜き・趣味」の時間を持つというのが一般的ではないでしょうか。「息抜き・趣味」とは旅行、ゴルフ、飲食など個々人によって異なると思います。
「勉強・スキルアップ」は、「仕事」や「息抜き・趣味」のさらに空いた時間があればやるという人が多いのではないでしょうか。
「勉強・スキルアップ」に対するマインドチェンジ
おそらく、「仕事>息抜き・趣味>勉強・スキルアップ」のままマインドセットをしたら、いつまで経っても、勉強・スキルアップは進まないのではないでしょうか。
先にも述べたように、中小企業の経営者は時間があれば仕事のことを考えます。今、どう売上を上げようか、利益率改善のためにはどうしたら良いか、現場の改善をどうしようか、マーケティングにも力をいれたいがどうするか、など考えは無数に出てくるでしょう。
「勉強・スキルアップ」の重要性は理解しているものの、やってもやらなくてもすぐに結果が出にくいものよりも、今ここにある課題を解決しようとすることは当たり前のことです。そしてその合間に休憩的に「息抜き・趣味」を持つのも理解できることです。
しかし、この意識を少し変えてみると世界が変わり、経営が変わることがあります。
それは「勉強・スキルアップ」自体を「息抜き・趣味」としてしまうことです。
「仕事>息抜き・趣味=勉強・スキルアップ」
学生時代は、勉強やスキルアップが息抜きや趣味になることはほぼなかったのではないでしょうか。それはメインが勉強だからです。しかしビジネスマンとしてのメインは仕事です。「勉強はしなければならないもの」という長い間持っていた感覚を捨て去ってみてはいかがでしょうか。
実際、勉強やスキルアップは楽しいものです。趣味としてはっきり認識することで、勉強に対する義務感という感覚が薄まり、楽しんでやるものという感覚が生まれるのではないかと思います。そうなると自然と時間をとるようになりますし、続けることが苦にならないようになります。
そして勉強・スキルアップで得た新たな知識やノウハウが、中長期期的な経営にも活かされてくるのです。
「勉強・スキルアップ」に対するマインドチェンジ。ぜひ実践してみてください。
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