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中小企業の事業承継。「社長交代」で伸びる会社、伸びない会社

中小企業において、避けて通れない大きなテーマがあります。


それが、事業承継です。


後継者不足、親族内承継、M&A、幹部承継など、近年は選択肢も増えています。

一方で、多くの会社を見ていて感じるのは、

社長交代はした。しかし、会社は変わっていない。

というケースが決して少なくないことです。



事業承継:社長が変われば、会社も変わるとは限らない


先代から次世代へバトンが渡る。

形式上は承継が完了していても、

実際の経営現場では、


・意思決定は先代の影響が強い

・古いやり方がそのまま残っている

・社員が新体制を様子見している

・後継者が本来の力を出せていない


こうした状態は珍しくありません。


つまり、

社長交代 = 事業承継の完了

ではないのです。



家業のままか、事業へ進むか


事業承継の本質は、名刺の肩書きを変えることではありません。


本当に問われるのは、

家業の延長として続けるのか。経営された事業へ進化するのか。


ここです。

家業には良さがあります。


・創業者の想いが強い

・判断が速い

・地域との関係が深い

・家族的な一体感がある


一方で、規模が大きくなるほど、


・属人的になる

・ルールが曖昧になる

・人が育ちにくい

・社長依存が強くなる


という課題も出やすくなります。



承継後に伸びる会社がやっていること


事業承継後に伸びる会社には、共通点があります。

それは、過去を否定せず、未来に合わせて変えていることです。


例えば、

・先代の強みは残す

・不要な慣習は見直す

・役割と責任を明確にする

・管理職を育てる

・数字で経営する習慣を持つ

・次世代の採用基準に変える


こうしたことを、少しずつ進めています。



逆に、止まりやすい会社の特徴


一方で、承継後に苦しくなる会社には、こうした傾向があります。


・先代に遠慮して何も変えられない

・無理に先代と違う新しいことをしようとする

・社長は社長らしく振る舞わないとという思い込みがある

・社員が新社長を軽く見ている

・新社長が孤立している

・昔の成功体験から抜けられない

・問題があっても見て見ぬふりをする


この状態では、肩書きだけ変わっても会社は進みません。



承継は「引き継ぎ」ではなく「再設計」


事業承継を、単なる引き継ぎと考えると苦しくなります。


本質は、

次の時代に合わせて会社を再設計すること

です。


市場も、人材環境も、採用も、働き方も変わっています。

先代の時代と同じ条件ではありません。

また、引き継いだ新社長も、全社長とは同じ人格でも能力でもないのです。


だからこそ、

承継後に必要なのは、守ることだけでも、変えることだけでもないのです。

自分にはどんな形が良いのか、経営の再設計をするのです。

守るべきは守り、変えるべきは変える。


言い方を変えましょう。


書籍が映画化されたり、アニメが実写化されたり、少しづつ違いはあります。

それを良いと思う人、思わない人、いろいろいるでしょう。

大事なことは、何を残して、何を変えるかです。

そして、前と同じでなくても、新しい良さとして評価をされれば良いです。

もちろん前に対するリスペクトは重要ですが。



新社長が最初にやるべきこと


承継直後に大切なのは、すべてを一気に変えることではありません。


まず確認すべきは、


・この会社の強みは何か

・どこにムダがあるか

・私の強みはなにか

・社員は何に喜びや不安を感じているか

・次の3年で何を目指すか


この整理です。


ここを飛ばして施策だけ打つと、社内が混乱します。



中小企業の承継は、孤独になりやすい


新社長は、想像以上に孤独です。

先代にも気を遣う。社員にも見られている。結果も求められる。

しかし、誰にも本音を言えない。

こうした状態は非常に多くあります。


社内をどうしたら良いか、社員に聞くことも良いでしょうが、

最終的には経営者の判断です。全てに応えることもできません。

結果的に、どうやっても孤独な部分は残るのです。



当社の支援について


当社では、中小企業経営者向けに、


・事業承継後の方向性整理

・家業から事業への移行設計

・社長依存からの脱却

・組織づくり、幹部育成

・次の成長戦略の明確化

・孤独である経営者の悩みの解消


といったテーマで、単発セッションを行っています。


もし今、


・社長交代したが、会社が変わらない

・新体制をどう作ればいいか分からない

・先代との距離感に悩んでいる

・次の成長に向けて整理したい


という状況であれば、一度ご相談いただければと思います。


事業承継は、終わりではありません。

ここから伸びる会社になるかどうか。本当の勝負は、その後に始まります。


ちなみに、当社への相談が多いタイミングとしては、事業承継してから3ヶ月から6ヶ月と事業承継の1年前ぐらいです。いつでもご相談を受け付けていますが、他の経営者もこのタイミングで当社に悩みをご相談いただいています。



よろしければ、以下よりご相談ください。





新井庸支(あらい やすし)

株式会社ホワイトナイト代表。

370社以上の中小企業支援実績、契約企業の90%以上の業績を向上させたという実績を背景に、「中小企業の課題であれば、どんなことでも必ず明確な答えを出す」という強い自信と信念と方法を持つ。


「この会社をなんとかする」という経営者と同じ熱量で向き合い、経営戦略、マーケティング、DX、AI活用、広報戦略を指し示すプロフェッショナル。民間だけでなく行政関係のアドバイザーを務めるほか、事業承継アドバイザー資格をはじめ多くの資格も保有している。

また、公的機関や大学での教育活動も精力的に行う。




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