一人で抱え込みがちな中小企業の経営者。コンサル現場で見ている現実
- 新井 庸支

- 4月30日
- 読了時間: 6分
中小企業特化の経営・マーケティングコンサルタント、株式会社ホワイトナイトの新井です。
これまで全国各地、370社以上の中小企業をご支援してきました。BtoB・BtoCを問わず、さまざまな業種の企業と関わらせていただいています。また、行政の仕事も含め、官民両方でコンサルティングを行っています。
守秘義務の関係で具体的な企業名や内容はお伝えできませんが、日々多くの経営者の方と向き合う中で、強く感じていることがあります。
中小企業の経営者は、常に仕事のことを考えている
中小企業の経営者の方々は、本当に一生懸命です。
・会社のこと
・社員のこと
・売上や利益のこと
・将来の方向性
これらを、毎日考え続けています。
多くの場合、仕事とプライベートの境界はありません。寝ても覚めても仕事のことが頭にあり、休日であっても完全に切り離すことは難しい。ゴールデンウィークのような長期休暇であっても、「休む」というより「考え続けている」という方も少なくないのではないでしょうか。
だからこそ、余計に難しくなる
こうした状態が続くと、
・やるべきことが多すぎる
・問題が絡み合っている
・優先順位が見えない
・何から手をつけるべきかわからない
という状態に陥りやすくなります。
実際には「何も分かっていない」のではなく、考えすぎて、動けなくなっているケースがほとんどです。
コンサルティングはヒアリングから始まる
私がコンサルティングを行う際、最初にやることはシンプルです。
経営者としっかり話すこと。
事前に企業や業界の情報は確認しますが、それ以上に大切なのは、
・何を考えているのか
・どこで迷っているのか
・本当はどうしたいのか
を直接、ありのままを聞くことです。
その後に、
・現場を見る
・社員の話を聞く
・顧客や取引先を見る
といったことを進めていきますが、すべての起点は経営者との対話にあります。
コンサルの役割は「答え」へ導くこと
コンサルタントの役割は、直接「答え」を出すことだけではないと私は考えています。もちろん、それは出来ます。ただ、本質は、経営者が本来出せるはずの「答え」を導き出すことだと考えています。たどり着く結論は同じでも、直接「答え」を教えることと、導かれてでも、自分で「答え」を出すことでは、その後が変わります。したがって「答え」を伝えるうえで、最初から「答え」を伝えることもありますが、できれば、このプロセスも大事にしたいと考えてやっています。
・論点を整理する
・優先順位を決める
・進める順番を整える
これができるだけで、止まっていた経営が動き出すことが多くあります。
さらに、
・5年後どうありたいのか
・10年後、20年後にどこを目指すのか
こうした中長期の話も含めて、現実的な一歩に落としていきます。
コンサルは最初から信頼しなくて良い
これは現実としてお伝えしておきます。
コンサルタントは、最初から信頼される存在ではありません。
むしろ、
・一度話してみる
・見極める
・少しずつ信頼する
このプロセスがあって当然です。私自身は、それが健全だと思っています。
中小企業のコンサルは関係性がすべて
大企業であれば、組織として大手コンサルファームを入れ、プロジェクトとして進むことも多いでしょう。しかし中小企業は違います。著名なコンサルファームに依頼することはほぼありません。そのため、
・本当に力のあるコンサルタントがわからない
・課題が多岐にわたるため、どのコンサルに依頼すれば良いかわからない
・コンサルティングと企業の意思決定がダイレクト
・結果もダイレクト
だからこそ、
経営者とコンサルタントの関係性が成果を左右します。
相性も含めて、「一緒にやれるかどうか」が重要になります。
単発で終わることも、長く続くこともある
コンサルティングの関係は一律ではありません。
・単発で終わる
・数ヶ月伴走する
・長期的に関わる
企業の状況や意向によって変わります。当社は、場合によっては、「もう自分たちでやれますね」とこちらから終了を提案することもあります。結果という「答え」を出すのは当然ですが、最終的には、企業が自走できる状態になることもゴールだからです。
私が中小企業にこだわる理由
ここまでお話ししてきましたが、私が中小企業にこだわる理由は明確です。
それは、
経営者が前に進む瞬間に立ち会えるからです。
社員の生き生きした顔が増えるからです。
これまでコンサルティングで、数多くこのような場面を見てきました。コンサル卒業後も、右肩上がりの成長を続け、今では名経営者と呼ばれる存在になっている方も一人や二人ではありません。
一番嬉しいのは「変化の瞬間」
コンサルティングをしていて、一番印象に残るのは、
・止まっていた判断が動いた瞬間
・迷っていた方向が決まった瞬間
・経営者の表情が変わった瞬間
です。
そしてその先に、
・売上が伸びる
・組織が動き出す
・社員の表情が変わる
こうした変化が起きていきます。
最初の一歩は「話すこと」
もし今、
・一人で考え続けている
・決めきれずに止まっている
・誰にも相談できていない
そんな状態であれば、まずは一度話してみることをおすすめします。スポットコンサルなので、合わなければやめればいい。それで問題ありません。ただ、話さないまま、状況を放置して、止まり続けることが一番のリスクです。
最後に
現在もおかげさまで多くのご相談をいただいておりますが、若干の空き枠もあります。
ゴールデンウィークに入りますが、しっかり休むことも経営者にとって大切な仕事です。少し余白ができたタイミングで、これからのことを整理する。コンサル活用を、そんな時間にしていただければと思います。ご興味ある方はご連絡ください。中小企業を成長させ、経営者が前に進み、喜ぶ姿を見る。そのために、これからも伴走していきます。
当社の経営セッションについて
当社では、中小企業向けに、悩みを抱える経営者の方々に課題を整理し、個々の企業にあった具体策までお伝えできます。
まずは単発セッション(45分)で十分、効果を実感いただけると思います。
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新井 庸支(あらい やすし)
株式会社ホワイトナイト代表。
370社以上の中小企業支援実績、契約企業の90%以上の業績を向上させたという実績を背景に、「中小企業の課題であれば、どんなことでも必ず明確な答えを出す」という強い自信と信念と方法を持つ。
「この会社をなんとかする」という経営者と同じ熱量で向き合い、経営戦略、マーケティング、DX、AI活用、広報戦略を指し示すプロフェッショナル。民間だけでなく行政関係のアドバイザーを務めるほか、事業承継アドバイザー資格をはじめ多くの資格も保有している。
また、公的機関や大学での教育活動も精力的に行う。

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