最近、漠然とした不安や疲れを感じ、なかなか前に進む気力が出てこないという人が、日々増えているように感じます。
多くの日本人にとっては、厳しさ・息苦しさ・苦しさを感じることが多くなっています。それは日常生活だけでなく、経営においても同じだと感じます。
この状況はどうやって打開すれば良いのかをお伝えします。私は中小企業のコンサルタントをしております。経営者だけでなく経済界・芸能界・文芸界・スポーツ界など多くの方々と話をしています。コンサルティングをしていく中、この方々の問題解決のためにはコーチングやカウンセリング的なアプローチをすることもあります。そのため経営・マーケティングだけでなくこれらも学んできました。
日々の不安や疲れを減らしていく方法
日々の不安や疲れをなくすためには、根本的な原因を取り除かなければいけません。人によっては対人関係の話だったり、お金のだったり、さまざまだと思います。それらは100人いれば100通りの解消方法になると思います。
ここでは不安や疲れを減らす方法をお伝えします。
それは「希望」です。
人は希望を持つことで、明るい気持ちが心の中に芽ばえ、前に進めるようになります。ひどく不安や疲れを持つ人は、”明るい未来、将来が描けない。先が見えない。今がつらい”と感じるので、心が疲れ、力が弱くなっています。
今が苦しくても、希望を見出せれば、心は軽くなり、頑張ろうという意欲が出て、力が強くなっていきます。
経営における「希望」の重要性
少し経営の話をすると、経営者が疲れている状況はよくあります。資金繰り、予測とかけ離れた売上の低さ、社員のこと、自分のプライベートのこと(これもよくあります)。こうした状況において、経営者自身が疲れているのは、経営者自身が未来・将来に希望を描けていないからです。その時、その時で、一生懸命頑張っているのはわかります。もっと将来・未来を描いて、そこに向けて「今」があるという考え方が良いのです。それがあれば、今自分が置かれている状況は「結果」ではなく「明るい将来・未来への途中」です。何事もずっとうまくいくことはありません。時にはうまくいかないこともあるでしょう。こうした考え方のもとに経営すると少し視野が広くなり、明るくなります。そのために「希望」を持てるような目標やイメージを持つことが大事です。
社員に対して、経営者は「希望」を持ってもらわなければいけません。社員が希望を感じると、仕事に対してのモチベーションが上がり、能動的に動いていきます。経営者は社員が「希望」を感じられるような、経営戦略や未来を提示していく必要があります。ただの絵空事ではなく、彼らが「希望」を感じられる話をしなければなりません。伝わって、共感してもらわなければ、意味がありません。
大企業の市場最高益のニュースや日経平均株価高値のニュースなど、テレビで流れているニュースと、個人の生活・中小企業の経営の苦しさ・厳しさで温度差を感じる部分があります。大きなところでは政治が個人や中小企業が苦しさ・厳しさを脱するような取り組みを薦めるべきですが、今を生きる個人や中小企業は、自分自身でできることを行い、少しでも毎日が楽しく、前向きなものにしなければもったいありません。せっかくの人生ですから、少しでも多くの時間がプラスの時間であるほうが良いと思います。
株式会社ホワイトナイト
コンサルタント
新井 庸支
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