こんにちは。マーケティング・経営コンサルタントの新井です。
当社は中小企業に特化し、マーケティングの戦略から実行までを中心に事業を展開しています。
多くのビジネスマンにとって、明日からまたあらたなビジネスウィークが始まると思います。今日は、通勤や移動時間など隙間時間にでもビジネス力を鍛えることができる話をさせていただきます。
今回のテーマは「視点の持ち方」です。
会社員時代に学んだビジネスのヒント
会社員時代、まだ20代の頃、私は「考える」「仕事をする」ためのビジネスのヒントをいろいろ学びました。その中で教えていただいたもののひとつが「視点の持ち方」です。
端的に言えば、人間は意識したもの、見たいものを見るということです。意識の対象はなんでも良いのですが「今日は黄色いものに注目しよう」と思えば、普段は気にしない黄色のものが視界に入ってきます。毎日あたりまえにそこにあるはずのものでも、こんなものがあったのかと新たな気づきが多く得られるのです。色だけでなく、物などもそうでしょう。例えば、今日は男の人がかけているメガネに注目しみようと思えば、メガネのデザインやメガネをかけている人の割合などの情報が入ってきます。これもまた普段は意識しないので、スルーされている情報です。
こうした「視点の持ち方」ひとつで、世の中の見方が変わります。そして、それはビジネスのヒントにもなるのです。
「視点」の作り方
「視点」を持つためには、「視点」を決めなければいけません。マーケティングで言えば、どんな調査をして、どんな答えを導き出したいのかという調査設計を作る上での「仮説」にあたる部分が「視点」とも言えます。
思考の練習として、毎日適当に「視点を持つ」ということも効果はあります。今日は赤に注目、今日は男性のカバンに注目、今日は歩きスマホの人の割合に注目など、なんでも構いません。ただ思考の練習だけでなく、少しビジネスのヒントにしようとするならば、何かしらの課題をひもとくための仮説を作り、その検証に「視点を持つ」ということを使っても良いでしょう。もちろん、それだけでは答えは導き出せませんし、そこで導き出したことは、課題解決するうえでの一検討材料に過ぎません。ただ、通勤時間という隙間時間の活用であったり、検討の一環としては十分に良い行動です。
まとめ
ビジネスにおいても、「視点を持つこと」=「特定の要素に意識的に注目すること」で、新たな機会や改善点を発見できる可能性が高まります。ぜひ今日から意識してみてください。
株式会社ホワイトナイト
コンサルタント
新井 庸支
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