中小企業コンサル:1週間のリアル
- 新井 庸支

- 4月26日
- 読了時間: 8分
中小企業コンサルへの相談内容
中小企業コンサルをしていると、経営者の方々からさまざまなご相談をいただきます。
例えば、
・経営戦略
・売上向上
・マーケティング
・採用、人材育成、人事制度
・資金調達、補助金活用、財務
・新商品、新サービス開発
・既存事業の立て直し
・ブランディング
・アライアンス、提携戦略
・DX / AI
などです。
これまで370社以上の企業をご支援してきましたが、中小企業は1社ごとに課題がまったく違います。そして多くの場合、一つの問題だけではなく、複数の課題が絡み合っています。
だからこそ、一般論ではなく、個社ごとの整理と実行支援が必要になります。
守秘義務の関係で詳しくお話しできないことがほとんどです。そのこともあり、「経営コンサルタントは実際に何をしてくれるのかわからない」という声もよく聞きます。
一方で、当社にお声がけいただき、ご依頼いただいた企業様の90%以上から、「頼んで良かった」と評価をいただいています。
最初はよくわからないまま相談から始まり、実際にご契約いただき、進めていく中で初めて価値を実感していただけるケースが多いのです。
今回は、中小企業を専門にしている経営・マーケティングコンサルタントが、実際にどのようなことをしているのか。少しでもイメージしていただけるよう、先週1週間の動きを、守秘義務に抵触しない範囲でご紹介します。
今回はノウハウやスキルの話ではありません。もしご興味のない方は、ここで閉じていただいて大丈夫です。ここまでお読みいただきありがとうございました。ご興味のある方は、引き続きよろしくお願いします。
1. 地方出張でのブランディング支援
先週は、日帰りの地方出張が2回ありました。東京から新幹線で現地へ向かい、中小企業経営者の方との打ち合わせを行いました。
新サービス立ち上げのブランディング
1社目は、既存事業とは別に新サービスを立ち上げる企業様です。
すでに本業では強みのある会社ですが、新しい領域へ進出するにあたり、
・自社経営への数字インパクトはどうか
・社内外のリソースは足りるか
・どの立ち位置で市場に出るか
・誰に選ばれるブランドにするか
・何を強みとして打ち出すか
こうしたゼロベースの設計から始めています。
今回は初回だったため、現場ヒアリングを行い、状況整理と課題抽出を実施しました。さらに、課題解決のために必要な「核」と「軸」を定め、優先順位まで整理しました。1回のコンサルティングでも、ここまで進めることがあります。
インターナルブランディング支援
もう1社は、社内向けのブランディング、いわゆるインターナルブランディングのご相談でした。今回は訪問2回目。前回はブランディング全般について、対外的な効果や施策の進め方をお伝えしました。今回は、社内向けのテーマです。
・社員に理念が浸透しない
・現場との温度差がある
・採用にも影響している気がする
・社内の一体感をつくりたい
こうした課題に対するコンサルです。
まずは、そもそもインターナルブランディングとは何か。そこからご説明し、現状を丁寧にヒアリングしながら、その会社に合った進め方をご提案しました。すでに実施している施策もあったため、新規提案の採用だけではなく、改善で済む部分もありました。
ブランディングは、デザインやコピーも大切です。ただ、それ以上にビジョン・ミッション・コンセプトが重要です。それらが曖昧なまま進めると、見た目ばかりが先行し、中身が伴わないものになります。そのため、まずはブランディング戦略と計画をつくることが重要です。
なお、戦略設計そのものは1-2回程度のコンサルでも可能です。ただ、できれば定着まで見て欲しいという経営者の考えから、3ヶ月・6ヶ月単位で伴走するケースも多くあります。
2. 老舗企業の新規事業
もう一つ印象的だったのは、老舗企業の新事業案件の立て直しです。1年前に立ち上げたものの、思ったように伸びていない。そこでご相談をいただきました。、
あ
・コンセプト再設計
・ターゲット(ペルソナ)整理
・キャッチコピー見直し
・商品価値の見せ方
・販売導線の改善
など、かなり具体的なところまでコンサルを進めました。
こうした案件で多いのは「良い想いはある。商品も悪くない」ただ、「どう伝えるか。どう売るか。誰に届けるか」。ここが整理されていないケースです。ここが整うと、事業は動き始めます。
ちなみにこの企業の場合、商品開発まで進めれば、さらなる成長も見えています。ただし、まずは今できることから始める。優先順位を決め、階段を上がるように進めることが、中小企業にとっては現実的で強いやり方です。
3. コラボ・提携(アライアンス)相談
先週は、コラボレーションやアライアンスの相談も複数ありました。商品やサービスの開発や認知度を拡大しようとする際、
・他社との提携
・著名人との連携
・ブランドコラボ
・販路提携
こうした選択肢もあります。
ただし、
「誰と組むか」「どう進めるか」「どこに話を持っていくか」ここを間違えると前に進みません。理想だけを追っても、実現しないことは少なくありません。
当社はこれまで、上場企業経営者からスタートアップ経営者、著名人の方々まで、幅広いネットワークの中で仕事をしてきました。おそらく人脈としては5000人を下らないと思います。そのため、現実的に実行可能なレベルで、どこと組むべきか。どう進めるべきか。ここまで落とし込んでご支援することができます。
机上の戦略ではなく、「今できる現実」がわかる。これも一つの価値です。
大きくPRはしていませんが、口コミでご相談いただくことが多い分野です。
コンサルタントの価値は「知識」だけではない
一般的に、コンサルタントというと、分析する人アドバイスする人というイメージを持たれがちです。一方「言うだけで責任を取らない人」と良くないイメージを持っている人もゼロではありません。
実際、当社へご相談される方の中にも、最初はコンサルに良い印象を持っていない方が少なくありません。結果にこだわり、コンサルティングに誠実に取り組んでいる立場として、コンサル全般がそう見られているのは残念でもあります。ただ、現実は現実として受け止めてもいます。
だからこそ、当社が大切にしているのは、
・複雑な課題を整理する
・優先順位を決める
・進め方を具体化する
・人や企業をつなぐ
・現場で動けるレベルまで落とし込む
ここまでやることです。
良い戦略を出すのは当然です。ただ、それを現場が実行できなければ意味がありません。そのため当社では、経営者や現場が「これなら動ける」と思える具体レベルまで落とし込みます。私たちは結果を大切にしています。そして現場も大切にしています。だからこそ、コンサルティングがもたらす戦略が価値になると考えています。
中小企業の経営者は、一人で抱え込みやすい
経営者の方は、社内では弱音を吐きにくく、相談相手も限られます。
その結果、
・考えているが決めきれない
・やることが多すぎる
・何から手をつけるべきかわからない
・メンタルがきつい
・話ができる相手が欲しい
こうした状態になりやすいものです。
この状態は多くの中小企業経営者が抱えています。もちろん、一人で考える時間も大切です。ただ、一人で抱え込みすぎる時間が長いことは、良い結果につながりにくいです。
当社のクライアント企業で伸びている会社は、一人で考える時間も大切にしつつ、早めに打ち合わせを行い、方向性を決めて動く。成功すれば伸ばす。違えばすぐ次の一手を打つ。このサイクルが速いのです。
悩みすぎず、行動する
この方法を取り入れている企業の方が、じっくり考えすぎて動きが遅い企業より、圧倒的に成果を出しています。
当社へのご相談について
当社では、中小企業経営者向けに、
・経営相談全般
・マーケティング支援
・ブランディング支援
・新規事業支援
・提携、コラボ相談
・壁打ち相手
・人材育成
・組織開発
などコンサルティングで行っています。「何を相談していいかわからない」という状態でも大丈夫です。むしろ、そこから始まるケースが多くあります。
経営は、一人で抱え込むほど難しくなります。
外部の視点が入るだけで進むことがあります。誰かに話せる存在がいるだけで、動き出せることもあります。もし今、少しでも経営に停滞感や危機感を感じているなら、まずは一度ご相談ください。

新井 庸支(あらい やすし)
株式会社ホワイトナイト代表。
370社以上の中小企業支援実績、契約企業の90%以上の業績を向上させたという実績を背景に、「中小企業の課題であれば、どんなことでも必ず明確な答えを出す」という強い自信と信念と方法を持つ。
「この会社をなんとかする」という経営者と同じ熱量で向き合い、経営戦略、マーケティング、DX、AI活用、広報戦略を指し示すプロフェッショナル。民間だけでなく行政関係のアドバイザーを務めるほか、事業承継アドバイザー資格をはじめ多くの資格も保有している。
また、公的機関や大学での教育活動も精力的に行う。

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