中小企業にさらなる飛躍をもたらす効果的な情報発信戦略
こんにちは。マーケティング・経営コンサルタントの新井です。
私は中小企業に特化し、全国各地の中小企業様に、マーケティングの戦略から実行を中心に、経営面まで、経営者の抱える課題全般の解決のサポートをさせていだいています。これまで200社以上のコンサルをさせていただいており、定めたゴールに対する達成度は90%以上を継続しています。
今日のテーマは「中小企業にさらなる飛躍をもたらす効果的な情報発信戦略」です。
情報の作り方、発信の仕方
今日のデジタル時代において、中小企業にとって効果的な情報発信は成功への鍵となります。しかし、単に企業情報を発信するだけでは十分ではありません。真に効果的な情報発信戦略には、内容の質と発信の頻度の両方が重要です。以下、その要点を解説します。
質の高い情報作り
効果的な情報発信の第一歩は、質の高い内容を作ることです。これには三つの重要な要素があります。
a) タイミングの適切さ トレンドや時事に合わせた情報は、メディアに取り上げられやすく、読者の関心も高まります。常に社会の動きを注視し、適切なタイミングで情報を発信しましょう。
b) 新規性・独自性 「オンリーワン」や「No.1」といった要素は、ニュースバリューを高めます。自社の独自の強みや特徴を明確に打ち出すことで、注目を集めやすくなります。
c) ターゲットインサイトへの訴求 明確なターゲット設定を行い、そのターゲットが「こんな商品を待っていた」と感じるようなベネフィットを情報に盛り込みます。ターゲットの課題解決につながる具体的な内容を、分かりやすい言葉や印象的な写真で伝えることが効果的です。
なお、どのメディアに取り上げてもらいたいかによっても、プレスリリースの書き方は変わります。例えば、同じテレビ東京系列でも「ガイアの夜明け」と「WBS」では、本来はプレスリリースの書き方は変わります。また同じメディア内でも異なります。例えば、新聞の経済面と文化面と社会面では掲載で求められる内容が異なるので、本来は書き方が変わります。ただし中小企業がここまで細かく作業をする時間や労力は取れないと思います。またノウハウも必要です。したがって、まずは軸となるプレスリリース1本を作る形から始めることをお勧めします。
高頻度の情報発信
質の高い情報を作るだけでなく、それを継続的に発信することが極めて重要です。頻繁な情報発信には以下のような利点があります。
a) メディアとの接触機会の増加 メディアには毎日数十通から数百通のプレスリリースが届きます。掲載スペースが無限にあるネットメディアは比較的掲載されやすい一方、テレビなど情報の枠に限りがあるメディアで情報が掲載されることは難しい面があります。高頻度でプレスリリースを送付することにより、メディアから注目される確率が高まり、取材や掲載の可能性が高まります。
b)ブランド認知度の向上 定期的な情報発信により、顧客の記憶に自社ブランドを定着させやすくなります。
c) 信頼性の構築 継続的な情報提供は、企業の安定性や信頼性をアピールすることにつながります。
d) SEO効果 頻繁な更新は検索エンジンでの順位向上に寄与し、オーガニック流入を増やします。
e) 顧客エンゲージメントの向上 定期的な情報発信は、顧客との対話の機会を増やし、関係性を深めることができます。
実践のポイントとしては、月2-3回のプレスリリース発信、週に1-2回のブログ投稿、毎日のSNS更新などが挙げられます。ただし、頻度を上げるあまり質を落とすことは避けるべきです。
質の高い情報を継続的に発信することで、中小企業でも大企業に負けない存在感を示すことができます。メディアにターゲット顧客のニーズを的確に捉え、自社の強みを活かした情報を定期的に発信することで、ブランド価値の向上と顧客獲得につながり、ビジネスの持続的な成長が期待できるでしょう。
3. 掲載への働きかけ
質の高い嬢を作り、高頻度で発信していく中で、できればもうワンプッシュをしていくことが望ましいです。それは掲載への働きかけです。当社には、メディアの方から「注目している企業の情報」「トレンドやブームや新商品に関する情報」などをヒアリングしに来られることが少なくありません。メディアには毎日数十、数百と情報提供はありますが、それでもメディアの方は自ら能動的に情報を仕入れようとしています。直接話をすると掲載の確率は高まるものです。コロナ禍前は、メディア訪問などもよくありましたが、コロナ禍以降は、リモートワークが増える等もあり、訪問も連絡も簡単に出来なくなったところも少なくありません。ただ会って話をしようという行動は重要です。それに加えて、メディアとのルートがある人・企業の手を借りるなどしてメディアと接触することも有効です。ただメディアの方は常日頃忙しいので、誰に頼むかは重要になります。
最後に
理想としては「情報発信の考え方」「プレスリリースの書き方」「メディアに掲載してもらうための届け方」を身につけることが、企業の応報業務の大きな力になります。そのために、当社は「メディアが取材したくなるプレスリリースの書き方・届け方」講座を開講しています。こちらは企業と当社のマンツーマン講座であり、講義を受けていただくとともに、企業がPRしたい商品やサービスをもとに実際にリリースを作り、情報発信をしてもらう実践も入れています。一度身につけると、企業にとっては確実に大きな力になることはお約束できます。
講座を受ける時間や労力が難しい場合には、PRをアウトソーシングすることも一つのやり方です。
中小企業の中には、すでに上記のどちらかの取り組み方を進めているところもあります。半年あれば、見違えるほどの成長と成果がご覧いただけると思います。ご紹介の2つの当社サービスについては、以下よりご覧ください。
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